ジョナサン・ストレンジとミスター・ノレル
2008年 12月 24日
珍しく装丁が日米でほぼ同じだったジョナサン・ストレンジとミスター・ノレル。 19世紀のイギリスで衰えた魔術の評価を再興させる魔術師とその弟子の話。 原作がかなり分厚く、日本語も3冊に分かれているのは丁寧にも文中で使われている魔術書や史実の注釈が各章についているから。 雰囲気を伝える暗い挿絵もそれだけで魔術書のような英語版をそのまま利用しています。
もったいぶった文章の和訳に苦労の跡が見られるのは、原文が19世紀の生活や会話を忠実かつ装飾して魔術について語っているからでしょうか? 物語もなかなか核心にせまらないので1冊読んで飽きてしまう読者も多いのでは。 ハリポタと違う成熟したファンタジーは魔法使いが全然魔法を使わない大人なファンタジーでした。
もったいぶった文章の和訳に苦労の跡が見られるのは、原文が19世紀の生活や会話を忠実かつ装飾して魔術について語っているからでしょうか? 物語もなかなか核心にせまらないので1冊読んで飽きてしまう読者も多いのでは。 ハリポタと違う成熟したファンタジーは魔法使いが全然魔法を使わない大人なファンタジーでした。
by yesquire
| 2008-12-24 22:52
| book