赤坂在住の夫婦と娘と赤ちゃんによる日記と地元情報。 食事、映画、読書にアート、何でもありのブログです。 第二子誕生しました!


by yesquire
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タグ:現代アート ( 32 ) タグの人気記事

小さな期待を裏切らない特別展と所蔵品に大きな期待をしてしまう常設展で楽しませてくれるのが国立近代美術館。 「リアルのためのフィクション」はモダン女性アーチスト4人の作品を展示したコンパクトなものでした。 空間もそんなに使ってないのでかえって一つの作品が見やすかったです。
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イケムラレイコは絵本のようだけど暗いイメージの少女や空想動物をぼんやりと描きます。 その他Sophie Calle(ソフィー・カル)、エレベーターガールで有名なやなぎみわなどの写真が上手く展示されていました。 比較的大きな美術館でこれだけ小ぶりな構成がかえって良かったと思いました。 

そして毎年この時期恒例の桜シリーズ、今回は川合玉堂らの見事な作品で静かな中にも華やかな「花見」をさせてもらいました。 竹橋の駅に帰る途中「ジュニが生まれたら連れきてねー」と嫁さんに言われてもちろんだよと答えました。
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by yesquire | 2007-04-25 21:50 | art / fashion
Chirs Ware(クリス・ウェア)の作品はコミックブック、手芸とグラフィックが融合した現代アート。 しばらく白黒で描いていたので「漫画」でしたが、代表的なJimmy Corriganなどは語られるストーリーがセンチメントで脱力感もあり「芸術」に近づいてました。
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New York Times Magazineに最近連載されていた作品は片足が義足の女性の寂しい生活を描いたものでしたが、嫁さんも興味もって読んで(見て)ました。 実体験などが反映して一般的な漫画が与える以上の感覚を得ることが出来ますが、「コミックは文学ではない」とウェア自身も話してます。  

完全に経済的な理由でジブリとか漫画の展覧会を毎夏開催する日本の美術館やアート関係者には毎夏失望します。 原でも森でもいいからChris Ware展なんかやってみれば世界観が変わると想像しますが無理なんでしょう。 あぁ、この国の美術界はますます間違った方向に.....。
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by yesquire | 2007-03-09 23:23 | art / fashion

笑い展 現代アート

いきなりフルクサスから始まる「笑い展」は久しぶりに大きな期待をもって訪れた展覧会でした。 「バカにしてる」アーチストが好きなのでその集大成かと思えば、歴史や笑いの解釈などアカデミックな構成になっており各セクションの解説にはむしろ引きつっていた気がします。
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嫁さんが「やー何これぇ」と声に出したスーツを着たGIジョーが歩きまくる島光桃代の「Horizon」のような作品もあれば、プラスチックで作ったパンの顔のような人を喰ったのもあり今までにない企画に新鮮な感動を覚えました。 普段コメディ映画やTVなどで得る「笑い」と難解と思われる芸術を繋げるのは難しいと思います。 それは今回登場するアーチストのほとんどが知名度が無いことからも一目瞭然です。

もしこれが成功すれば今後も一つのサブジェクトで作品を集めた会を続けて欲しいと思います。 日本では国や地域やなんとか派でまとめた展示ばかりなので、お金もあまりかけられないでしょうから例えば反イラク政策の作品だけとか、Aで始まるアーチストだけ集めるとか? ああ日本の美術館運営について語ると後がないのでこのへんで。

今日は日本橋の筑紫楼でフカヒレ料理のランチをしてきました。
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by yesquire | 2007-02-10 20:26 | art / fashion
最近お気に入りの画家はJohn Currin(ジョン・カリン)。 伝統的な手法ながら独特の色彩とシンプルな構図で人物画を描くその絵は、テクニックや奇抜さで先端を行く現代アートとは全く違った美術作品です。「喜び」と「恥じらい」を感じさせる様々な女性の肖像画は決して美人ではなく、年齢を感じる物がほとんです。 
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彼の人気を確立した超巨乳シリーズや変な夫婦シリーズでは70年代の雑誌や広告、漫画などの影響を受けているようです。 女性のヌードは完全に男性の視点からストレートに描かれたもので、隠された普通の女性の内面を宗教画のようなミステリアスな雰囲気で表現しています。
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受け容れられにくい人物を対象にすることで親近感を、しかし決してステレオタイプでない異形であることから観る者の興味を微妙に逸らす油絵の画家なんでしょうか。 手にいれた最新の画集の装丁がまた美しく、1枚の絵をかなり余裕のあるスペースに載せており時間をかけて見るのに最適でした。
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by yesquire | 2007-01-20 22:55 | art / fashion
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昨年より気になっていたんですが、Bill Viola(ビル・ヴィオラ)の本格的な個展「はつゆめ」は最終日に嫁さんと行ってきました。 年々展覧会の回数が減少している森美術館の先行きが心配になりますが、ビデオアーチストの個展をやるところは心憎いですね。 

アメリカの現代アートを広範囲に紹介し始めた90年代の初めから日本で彼の作品を観てきましたが、ビデオの技術(最初はVHSテープを流していたので美術館で全編見るのに時間がかかりました)の進歩と共に、Bill Viola作品の映像のキレ、表現方法や肉感も進化していると思います。 人を使った映像が多いのに「現実」を表現するだけでなく、詩的かつ哲学的なイメージを映像を通して鑑賞者に与えているアーチストです。

比較的日本で観る機会の多いアーチストなので会場は賑わっていましたが、ヒルズの駐車場を使うと無条件で割引券がもらたのでついでに来ている人も多かったような気がします。 と言うのもBill Violaの作品はほとんどがスローモーションで流されるため途中で飽きる傾向にあるからで、案の定最初の’The Crossing’という作品の周辺だけは人だかりでした。

ビデオ・インスタレーションは観賞する者の時間を拘束して独占的に表現を伝えることが可能です。 ただし見る側が興味を失えば途中で退席されてしまうので報われない分野かもしれません。 今後も様々な作品が日本で観れればいいですね。
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by yesquire | 2007-01-09 21:34 | art / fashion
Ann Hamilton(アン・ハミルトン)の作品に初めて触れたのはたまたま訪れた1999年のヴェネチア・ヴィエンナーレ。 アメリカ代表だった彼女の作品は白い部屋のを囲む壁の天井から真っ赤な粉が流れてくるものでした。 シューという音とただ赤い粉のようなモノが流れ続けるその部屋は幻想的でしたが気味悪かったのを覚えています。
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彼女は自らをArtistではなくMakerと言う様に、部屋や空間を使ってインスタレーションを製作しています。 「親しみある場所にありえないシーンと部屋を作る」彼女は、馬の毛で床を埋め尽くした広い部屋で本の文字をなぞって焦がしていくtropsなる作品や、6000本の切花を置いたテーブルの前で女性が裁縫をしているmantleなど広い空間の中にどこか動きのあるものを作る傾向にあるようです。
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昨年の横浜トリエンナーレでも倉庫を利用した展示場の天井を使った作品を観ることができました。 強いメッセージ性やディテールにこだわる事のないAnn Hamiltonの作品はオーディエンスに最初は疎外感を与え、次第に包み込んでいくような魅力があると思います。 
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by yesquire | 2006-11-18 20:39 | art / fashion
日本でもたまに見ることのできるSophie Calle(ソフィ・カル)は、「遠慮も羞恥心もなく、時々やかましいほど自分自信をさらけ出す」作品を制作するアーチストです。 ポンピドーで集大成とも言える展覧会をしたこの分厚いカタログには魅了されます。
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この"Did you see me?"には彼女の著名な作品(ヴェニスのホテルで撮影したThe Hotel、盲人に「美」のイメージを聞き具象化したThe Blindなど)が豊富に載っており、彼女がなぜ製作したのか、自分をどう思っているのか明確に記されています。 Damien Hirst(ダミアン・ハースト)と交わしたダイアログ(ソフィーが彼にラブレターを書くよう要求したことから始まる)もアーチスト同士の奇妙な形態になっており興味深いです。
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Conceptual Art(コンセプチャル・アート)は古くてとっつき難く、アーチストの個性が前面に押し出され、パフォーマンスアートとも混同されたりします。 Sophie Calleの作品はフェミニンな面もあり、なおかつ洗練され身近なイメージで構成され、「あからさま」過ぎるので近寄り易くできていると思います。 まだまだ現物を拝見できる機会は少ないですが、今後は注目するのもいいなと思うアーチストの1人です。
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by yesquire | 2006-10-17 21:57 | art / fashion
アメリカの現代画家、Kara Walker(カラ・ウォーカー)は色彩を抑えた切絵のような等身大のシルエットで有名なアーチストです。 その対象は常にNegress(ニグロの女性名詞)であり、しかも奴隷であることが多いです。
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ミニマル、パワフルで喪失感も伴いますが、作品が象徴するストーリーや場面が、黒のシルエットによって暗喩的にしか伝わってきません。 描かれている人物の表情が分からないので、全体像やイメージでしか作品を理解する方法がないのです。 アーチストからすると、それが表現に制限を加えることにもなると思いますが。 

日本でも森や原などで作品が展示されていた経験があります。 他の現代美術や写真などの間に置くと、その存在感が大きくなると思います。 好きな現代アートの女性アーチストの1人です。
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by yesquire | 2006-09-02 22:13 | art / fashion
深川の東京都現代美術館に行ってきました。 駐車場からチケット窓口に至るまで現代美術とは程遠いセンスの無い美術館です。 都知事から見放されているからか、夏休みは子供向けの展示で稼がなければ運営が成り立たない情けない美術館でもあります。 それでも1年に数回は見たいなと思わせる展覧会はあるので訪問します。

カルティエ現代美術財団の話でした。 フランスのアーチストが多いからか華やかな作品が多かった気がしますが、アメリカ大陸の作品ほど主張しません。 ナン・ゴールディンと森山大道を並べたのは良かったんですが、ナンの作品が随分前のでガッカリしました。 それでもポスターにもなっているロン・ミュエクの大きな女性には見入ってしまいました。
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いつもコンテンポラリーアートに賛同しない嫁さんが「今回のはイイ」と言っていました。 女性向きなのかもしれません。 それにしても窓口とかエレベーターにテプラ貼るのは止めたほうがいいと思います。 

帰りに門前仲町のごま屋という店で担々麺を食べました。 辛くて美味しかったです。 ご飯おかわりできたのも良かったです。 
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by yesquire | 2006-05-16 22:11 | art / fashion
君とボクの虹色の世界(Me and you and everyone we know)は日本ではアート系とか単観ロードショー系と呼ばれそうなほのぼのした映画です。 原作と監督、主演のMiranda July(ミランダ・ジュリ)がお年寄専門タクシードライバー兼アーチスト役。 その彼女が偶然モールで靴売り場にいる男やもめのリチャードと出会い、接近していくストーリーが中心です。

リチャードの息子2人、近所の女の子、美術館のキュレーター、タクシーで送迎する老人など周囲に様々な個性と趣味を持つキャラクターが登場し、物語が意外な形でつながっていきます。 シリアスでもセクシーでもないのですが印象に残るストーリーと映像でした。 編集も上手にまとまっていたと思います。 多分Miranda Julyという人は、普段の生活で経験した不思議で興味深い出来事や会話を貯金しておいて、それを一気に映画にしたんだろうと思います。

特に車の屋根に置き忘れた買ったばかりの金魚の行方と終末については、映画には全然関係ないのですがハッとさせられます。 2人が初めて並んで歩く時のTyson Avenueの会話もクールです。音楽も心地よく、雰囲気のある作品に仕上がっています。 オフビート、あるいはオリジナルコメディと評価されているようですが、アメリカでもこんな映画を作る人、観に行く人がいるんだと思うとそれも感動です。

リチャード役は失敗作のIdentityに出ていたJohn Hawkes(ジョン・ホークス)でした。     Miranda Julyは多彩なアーチストで、短編フィルムがMoMAなど美術館でも取り上げられています。 もちろんHPも美しく仕上がっています。

今日は嫁さんが作った野菜たっぷりのご飯で満腹、フィットネスは明日にします....。
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by yesquire | 2006-04-12 21:45 | movie / tv