赤坂在住の夫婦と娘と赤ちゃんによる日記と地元情報。 食事、映画、読書にアート、何でもありのブログです。 第二子誕生しました!


by yesquire
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タグ:森美術館 ( 5 ) タグの人気記事

今まで大きな個展が無かったのが不思議な現代日本を代表するアーチストの個展が小谷元彦:幽体の知覚。 嫁さんも言ってましたがどこかで見たことのある作品、サブタイトルが悪い先入観を持たせて消化に苦労する幻想的でスケールの大きい彫刻やBill Violaばりのビデオなどヴァラエティに富んだ独創的な作品が並びます。
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知覚を彫刻など立体作品に具象化する小谷のインスタレーションは、安易にアニメに走り稚拙な画像に落し込む最近の日本人画家と違い奥深く新鮮で誰も真似できない完成されたアートと言えます。 モノトーンが多く、クローネンバーグが好きだというのも納得する歪んだ強い印象を与える作品を飽きさせない展示と構成で並べた森美術館のキュレーターも今回はいい仕事してました。

「何の骨だろ」とか「白いお馬さん」と言いながら現代アートにしては娘も楽しんでいた様子。 小規模でも構わないので将来まとめて見る機会を待ちたいアーチストの個展でした。
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by yesquire | 2011-01-07 23:12 | art / fashion
3年ぶりの日本のモダンアートの祭典六本木クロッシング2010 は規模が小さくなり、ダムタイプや森村など有名どころをフューチャーした保守的な展覧会。 村上風のアニメっぽいのはさすがに減り、明るく大胆な2歳の娘にも楽しめる作品群が線の細いジャパニーズアートから海外でも勝負できる大人のアートへの変化を表現していました。
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森村の関西弁のヒットラーにはジュニも笑っていましたが、パパが思わず口元を緩めてしまったのが相川勝のCD視聴コーナー。 全て手書きのロックの名盤が並べられた小さなコーナーでは、これまた手書きのライナーノーツと視聴機ではアカペラで本人が吹き込んだ歌が聴けるという手の凝り様。
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森美術館得意のこれ見よがしなパブリックアートも身を潜めた展覧会では他にも力強く明快なアーチストの才能を観ることができ久しぶりに想像力を湧きたてられる時間を過ごしました。
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by yesquire | 2010-04-13 22:35 | art / fashion
連続してモダンアートの良質の展覧会を堂々とやられるとこちらがモジモジしがちですが、期待を裏切らないシマリのある展覧会が森美術館の「英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展」でした。 80年代から現代までの受賞者の作品が少なくとも一つは展示されており、今更ですがダミアン・ハーストのホルマリン漬や、ギルバート&ジョージの壮大でカラフルな作品を仰ぎ見たりで充実の時間。 特にティルマンズはその作風がセンセーショナルだったので展示方法もテートギャラリーっぽくて良かったです。
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残念なのは受賞作品を代り映えのない展示スペースに陳列しているだけなので、作品が無機質で軽く通り過ぎてしまいがちな陳列方法でしょうか。 センセーショナルな作品を中心に収集しているサーチ・ギャラリーとの対極でターナー・プライズは全体的に正統派のアーチストを選んでいるとの印象を持ちました。

f0096206_854412.jpgこの展覧会を入門編として小中学生や美術に興味のある若い人が観てますます現代美術の裾野が広がればいいなと思いました。 我が家のジュニも一緒でしたが、ハーストの牛さんに「あっ!」と声をあげて反応しているところが微笑ましかったです。 

帰りにお気に入りのスタイを買いに行ったら人気だったのか売り切れでした。
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by yesquire | 2008-04-29 08:11 | art / fashion

笑い展 現代アート

いきなりフルクサスから始まる「笑い展」は久しぶりに大きな期待をもって訪れた展覧会でした。 「バカにしてる」アーチストが好きなのでその集大成かと思えば、歴史や笑いの解釈などアカデミックな構成になっており各セクションの解説にはむしろ引きつっていた気がします。
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嫁さんが「やー何これぇ」と声に出したスーツを着たGIジョーが歩きまくる島光桃代の「Horizon」のような作品もあれば、プラスチックで作ったパンの顔のような人を喰ったのもあり今までにない企画に新鮮な感動を覚えました。 普段コメディ映画やTVなどで得る「笑い」と難解と思われる芸術を繋げるのは難しいと思います。 それは今回登場するアーチストのほとんどが知名度が無いことからも一目瞭然です。

もしこれが成功すれば今後も一つのサブジェクトで作品を集めた会を続けて欲しいと思います。 日本では国や地域やなんとか派でまとめた展示ばかりなので、お金もあまりかけられないでしょうから例えば反イラク政策の作品だけとか、Aで始まるアーチストだけ集めるとか? ああ日本の美術館運営について語ると後がないのでこのへんで。

今日は日本橋の筑紫楼でフカヒレ料理のランチをしてきました。
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by yesquire | 2007-02-10 20:26 | art / fashion
モロッコ出身の写真家Yto Barrada(イト・バラダ)の写真が日本で見れるのでアフリカ・リミックスを六本木ヒルズに見に行きました。 アフリカの現代美術にまとめて触れる機会は少ないので、展覧会には満足しました。 特にフォークアートや宗教に関係のないインスタレーションや写真には感動。 色彩も豊かなものが多く、「前見たことあるね」なんて嫁さんと話ていた作品もありましたが、基本的には知らないアーチストが多かったです。

予算の関係でアジアやアフリカなどエマージング諸国の現代美術が多くなった森美術館、しかしおかげで展示作品は豊富でスペースの余裕が無いほどです。 ビデオ作品も多かったです。
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過去10年くらい大きな美術館は、彼らの大好きな「横並び」意識でピカソか印象派か有名美術館展でなるべく人を集めて関連グッズでも儲けてきました。 現代美術館も同じです。 特にコンテンポラリーと名前を付けているにも関わらず、とある美術館では平気で2、30年前の作品を平気で展示してきました。 美術品の値段が高い最近は、参加型のパブリックアートか、芸術とは言えないアニメやファッションなど知名度の高いものを比較的長期間に渡って見せることしかしません。 
いろいろ考えると、久しぶりのアフリカ現代美術の集大成(リミックス)もいいかなと。 カタログの最後に「戦後日本におけるアフリカ美術の受容」と題して過去のアフリカと名の付く展覧の歴史を記録してあるのは泣かせました。
 
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by yesquire | 2006-07-26 21:51 | art / fashion