赤坂在住の夫婦と娘と赤ちゃんによる日記と地元情報。 食事、映画、読書にアート、何でもありのブログです。 第二子誕生しました!


by yesquire
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A Single Man / シングルマン

大手出版社の傘下に入る前のWallpaperの世界を一流デザイナーの想像力で映像にしたのがA Single Man(シングルマン)
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日本ではファッション雑誌や業界が無条件に持ち上げたくなるお洒落な映像が盛りだくさん。 ゲイの教授役Colin Firth(コリン・ファース)のどアップはちょっとやり過ぎだが、盛りを超えた女友達のJulianne Moore(ジュリアン・ムーア)は美貌と脆さが同居する熟女を見事に演じており印象に残ります。 雑誌のページを動画にしたような風景やインテリアがいい感じの色彩で何度も登場し、ストーリーとしては内容のない作品を「雑誌とショップでコラボする短観ロードショー的」映画に仕立て上げ、本国とは違う客層をアジアの小国で映画館に呼ぶことに成功したのではないでしょうか。
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by yesquire | 2011-02-18 23:09 | movie / tv

Lost Season 6

強烈な最初の印象が薄れる間に新たな展開が始まりいよいよ最後のシーズンとなったLost。 これで終わりとなる物足りない気分と今までのストーリーで上手くまとまるのか不安を感じながら見ましたが、気合の入った脚本と予想を裏切る構成に満足の最終シーズンでした。
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現実と島での出来事がマッチしない疑問も残ったし、嫁さんは島を守るジェイコブの神話はちょい行き過ぎじゃないかとの意見でしたが、死の現実を受け入れる過程での物語は意外性があって楽しめましたし、最後のシーンもなんとなく感動でした。

今まで以上に大がかりなセットで撮影し映画よりも長い時間を活用したサスペンス大作は、センセーションを起こしただけでなく、プロデューサーや俳優の映画進出でも成功例として名を残しそうです。
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by yesquire | 2011-01-05 22:22 | movie / tv
稚拙な日本語の題名とは反対に親子の関係より難病の治療への情熱と現実にフォーカスしたノンフィクションがExtraordinary Measures(小さな命が呼ぶとき)
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ロック好きで気難しい博士のHarrison Ford(ハリソン・フォード)と製薬会社を辞めて難病の子供のために資金を集めるBrendan Fraser(ブレンダン・フレーザー)が適役。 もちろん余命数年の病に冒された子供を持つ親の苦悩も描かれますが、原作と同じようにファンドを相手にアメリカでの治療薬開発と資金集めに翻弄される主人公の苦闘が中心に語られ、お涙頂戴というよりサクセスストーリーに近い作品で良かったです。

同じ病気の家族を治療薬を開発しているラボに呼ぶシーンには心動かされましたが、嫁さん曰く家族愛をより現実的な治療薬開発を表現した映画の評価は☆☆☆★★。 
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by yesquire | 2010-08-19 22:03 | movie / tv

The Road / ザ・ロード

親子の絆の映画第一弾は2000年台の名作が原作のThe Road(ザ・ロード)。 コーマック・マッカーシーが原作で描く近未来の世界をどう映像化するかが課題でしたが失敗に終わりました。
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ピューリッツァーな小説では母親の存在感は薄く、短いページ数に名もない父と子のサバイバルに重点が置かれていましたが、Charlize Theron(シャーリーズ・セロン)のキャスティングを聞いた時点で期待感が萎んだ予想通りの駄作。 最後まで描く関係が夫婦なのか親子なのかはっきりしないおかげで、シェルターを見つけてありったけの食糧と風呂にありつくシーンも幸福感が伝わらず、Viggo Mortensen(ヴィーゴ・モルテンセン)熱演の父が息絶える場面も長すぎて涙腺もゆるみません。

そもそも小説が少ない文字数で表現する退廃的な世界は最新の技術を使った映像でも独自性がなければどこかで見た風景ばかり。 さらにはNo Country For Old Menという秀作があるだけにマッカーシー原作の映画製作にはちょっと早かった気がします。 原作ほど考えさせられず最後も中途半端だった作品の評価は☆★★★★。 賞レースから早い段階で脱落させた製作会社の意図も分かる一品でした。
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by yesquire | 2010-08-12 22:56 | movie / tv
戦場から帰った兵士の帰還パーティーの場面で、本人がイラクで経験したジョークを語るうちに最初は笑っていた友人達も最後に沈黙してしまう象徴的なシーンがあります。 帰還兵達の喪失感と疎外感を本流に、最悪のニュースを家族に伝える軍人のドラマがThe Messenger(メッセンジャー)
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戦場で仲間を救った若く寡黙なヒーローBen Foster(ベン・フォスター)が医学的な理由で転勤を命じられ、Woody Harrelson(ウディ・ハレルソン)の下でその嫌な仕事を経験します。 遺族に触れてはならない、相手が動揺しても伝えるセリフは決まっていてるなど難しい任務だけに規則が細かく、当然ですが恫喝・号泣・怒声にも耐えなければなりません。 

陸軍の協力を得た脚本と映像には戦場の映画でなくても迫力があり、特に2人の俳優がピッタリと役にはまって最後まで惹きつけられる作品。 そしてプロットからは戦死を伝える場面でお涙頂戴かなと思ってたら、最後の男2人の会話でイージーで実は人なつっこい将校にもらい泣きしてしまいました。 ノミネートされて当然のウデイ・ハレルソン会心の演技が見られる映画の評価は☆☆☆☆★。
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by yesquire | 2010-07-25 15:12 | movie / tv

Precious / プレシャス

オーバーウェイトで文盲かつ2番目の子供を妊娠しているティーンエイジャーの物語がPrecious based on the novel `Push` by Sapphire(プレシャス)
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子供の親はプレシャスの父親ですが映像では登場しません。 代わりに家庭内暴力と暴言でMo`Nique(モニーク)演じる母親が強烈な印象を残しますが、オルタナティブスクールで親身な教師と出会うことで主人公は破滅的な人生から這い上がろうともがきます。

「何ら解決しない映画」との批判もありますが、HIV感染が判明した後の慟哭シーンなどは思わずホロっときてしまう米社会の底辺にスポットを当てた小さな感動を生む「アメリカ的な映画」でもあります。 有名な歌手も真剣な演技で上質な映画に貢献、何より初めて出演したGabourey Sidibe(カボレイ・シディベ)はスクリーンで文字通り大きな存在感を発揮していました。

観た後に嫁さんもちょっと無口になったドラマの評価は☆☆☆★★。
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by yesquire | 2010-05-07 23:14 | movie / tv

Brothers / マイ・ブラザー

テーマが戦争なのか結婚なのか兄弟愛なのかはっきりしないアメリカのファミリーを描いたら一流のJim Sheridan(ジム・シェリダン)監督最新作がBrothers(マイ・ブラザー)
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海兵隊でアフガニスタンへ赴くTobey MaGuire(トビー・マクガイア)と刑務所から出所したJake Gyllenhaal(ジェイク・ギレンホール)の兄弟はそれぞれの役者がいい演技をしているのに兄弟の関係が希薄、過小評価されたNatalie Portman(ナタリー・ポートマン)も兵士を夫に持つ母として強い存在感を出しているのに陳腐な脚本のせいもあり夫婦関係がぼんやりしたまま。 過去の出来事を映像化しなかった事が理由と思われますが、唯一監督が得意としている子供達のシーンは輝いていました。 

戦闘中死亡と伝えられ沈む家庭に出来の悪い弟が静かに明るさを取り戻し、美人の兄嫁といい関係になったところで戦地で究極の体験をした兄が帰還。 人が変わってしまった兄と同じくまともになった弟、父親のSam Shepard(サム・シェパード)との確執など家族関係を中心にストーリーは進みますが、あっけない最後と同じトーンの映像で盛り上る場面もなく終わってしまった作品の評価は☆☆★★★。
 
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by yesquire | 2010-04-18 22:17 | movie / tv
若きオビ・ワンだったEwan McGregor(ユワン・マクレガー)扮するジャーナリストが「ジェダイ戦士って何?」と言った瞬間に白けてしまった超能力者を集めた軍隊の話がThe Men Who Stare At Goats(ヤギと男と男と壁と)
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たまに力の抜けた役も演じるGeorge Clooney(ジョージ・クルーニー)が陸軍の秘密組織に属するサイキックの軍人。 エリートからスピリチャル系に目覚めたヒッピーの上司はどこかで見た感じのJeff Bridges(ジェフ・ブリッジス)で、念力で敵を殺すことを念頭にMIAを探したり不思議な能力を戦場に持ち込もうと部隊を編成しますが当然失敗します。 やること無くなって従軍記者になった主人公が偶然イラクで怪しげな超能力者に出会い、砂漠を二人で彷徨いながら幻のアーミーの話を聞き出す物語はLSD使って解決するラストも頂けません。

意地悪で能力の代わりに政治力を使うKevin Spacey(ケビン・スペーシー)のキレた演技が光った他は平均的な有名俳優の演技の他、ノンフィクションの原作を上手く映像化できなかった平凡な監督の技量が目立った作品の評価は☆☆★★★。 コーエン兄弟っぽいイメージとマーケティングが薄っぺらい印象が残りました。
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by yesquire | 2010-04-05 22:17 | movie / tv
プロットだけでなくほぼすべての場面で先が読めるDrew Barrymore(ドリュー・バリモア)監督デビュー作の青春映画がWhip It(ローラーガールズ・ダイアリー)
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Ellen Page(エレン・ペイジ)演じるテキサスの少女がローラーダービーの世界にのめりこみ、美女コンテストを強要する母親やダイナーでバイトする親友などを巻き込むスポーツ物は、大人になりきれないピュアだけど意志の強いちょっと変った女性を演じたらダントツの主演女優とテキサス訛が板に付いたけなげな母親を演じるMarcia Gay Harden(マルシア・ゲイ・ハーデン)で持っているようなものでした。 

映画ではローラースケートのアクションシーンや女性の友情、恋人と裏切りなどスポーツ・ロマンス・コメディの既定路線ほぼ踏襲されておりサプライズは全くありません。 セットや衣装などは現代風な懲り方をしてますが、今更他の映画で良く見られるので新鮮味もなし。 どちらかというと一世代前のエレン・ペイジだったJuliette Lewis(ジュリエット・ルイス)がライバル役を渋く演じていることが印象的でした。

マーケティング方法も完全に先が読めてしまう変な日本語の題名も同情してしまう映画の評価は☆★★★★。
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by yesquire | 2010-03-21 22:20 | movie / tv
Jeremy Renner(ジェレミー・レナー)演じるワイルドな爆弾処理班の兵士が煙草をくわえたジャズプレイヤーにも見えた戦争物がThe Hurt Locker(ハート・ロッカー)。 ハリウッド初のまともなイラク戦争を題材にしたフィクション・ドキュメンタリーは女性監督が作ったとは思えない五感を緊張させるアクションシーン満載で、ショックとサスペンス、爆発とリアルな戦闘シーンが続き、戦争映画ですがその是非を大げさに問うわけでもなく瞬間を生きる兵士に近づいた映像と脚本で観客を戦地に縛りつけます。
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フォーカスされるのはたった3人の処理班メンバー。 Anthony Mackie(アンソニー・マッキー)が演じる規律とプロシージャーを守る注意深い軍曹と戦地で戸惑う神経質な部下のチームに、主人公の型破りな爆弾処理のプロが加わってスピードと緊張感を増加させます。 処理の専門家というよりアーチストの域で危険を顧みず無謀な作業をこなすカーボーイは軋轢を生みますが、荒れ果てた戦地で次から次へと設置されるトラップを解除する軍にとっては頼もしい存在ともなります。 周囲の兵士が一歩も進めずイラク住民も遠くから見守る静粛な空間で一人やっかいな物体と向き合い、絵でも描くかのように芸術的かつ感覚的に処理を進めるシーンは視力と聴力を総動員させられ集中せざるを得ません。 

監督のKathryn Bigelow(キャサリン・ビゴロー)は死が日常の戦地で失敗すればその死が確実な仕事を通してゲームやアートを超越したリアリティーを映像化、政治的な位置付けで議論するメディアの論評も空しくしか聞こえさせません。 昨年公開された中で一番スリリングなアクション映画の評価は☆☆☆☆★。
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by yesquire | 2010-02-20 22:38 | movie / tv