赤坂在住の夫婦と娘と赤ちゃんによる日記と地元情報。 食事、映画、読書にアート、何でもありのブログです。 第二子誕生しました!


by yesquire
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カテゴリ:book( 53 )

「すべての美しい馬」はアメリカ南部を舞台にしたカウボーイが主人公の物語。 若いカウボーイとインディアンの友人が、乾燥した荒野と農場を舞台に危ない目に合いながらも成長して行く。 馬を中心に馬具、銃、農場や景色などの描写がきめ細かく、美しい小説です。
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New York Timesが選ぶ過去25年のベストフィクションの候補にもなった三部作の中で一番ポピュラーな小説、失敗しましたが映画にもなりました。 主人公達が話す会話はぶっきらぼうで南部なまりがあり、登場する人物もクセのある人間ばかりです(英語で読むと知らない単語だらけです)。 フォークナーの後継者と言われるコーマック・マッカーシーはまさに現代のアメリカを代表する作家の一人ではないでしょうか。

最初に読んだ時は「集中しにくい」本だったのですが、読んでいくうちにアメリカ南部の景色が思い浮かぶようになり、完全にはまってしまいました。 銃を打った後の匂いもする気がしましたね。 年齢を重ねてからもう一度読み返したいと思っています。 
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by yesquire | 2006-06-22 22:32 | book
嫁さんのいない間に好きだった本を記録してみます。 「愛している」は1980年代中頃のアメリカの田舎にある雑誌の編集部を舞台にした恋愛小説。 原題のLove Alwaysは手紙の最後に書く言葉で、普通、気軽に書いているので「愛している」の邦題が適切かどうか分かりません。 不倫している女性編集者と若くて名声と美貌を持つ姪が中心、日記のように語られています。
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登場人物が聞く音楽や当時の政治家などの話も織り交ぜ、時代を感じさせる物語です。 まだ若かったので、「アメリカ人ってこんな事してんだ」とか「変な考え方だな」などストーリーとは別の人物の描き方や会話に夢中になっていた記憶があります。

作者のアン・ビーティーは日本が好きなようで、昔Esquireに日本のハネムーナーとハワイでツアーに同乗した時のコラムを書いていて面白かったです。

今日は久しぶりに一人で料理作って、フィットネス行って、未明のイングランド戦まで就寝します。
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by yesquire | 2006-06-20 23:41 | book
ペルーの作家マリオ・バルガス・リョサは僕の好きな小説家の一人です。日本ではフジモリ元大統領に選挙で負けた事で一気に知名度が上がりましたが、「緑の家」や「継母礼讃」など日本でも出版された作品が多いようです。

「フリアとシナリオライター」はラジオ局でアルバイトする作家志望の学生と魅力的な叔母、ラジオ局に現れた天才シナリオライターや友人との関係が綴られる名作です。若い主人公の駆け抜けるような恋愛が上手に表現され、一方で進むシナリオライターの破天荒な物語と相まってあっという間に読んでしまいました。ペルーの当時の生活も知ることができました。

リョサの魅力の一つはそのストーリーが事実なのかフィクションなのかぼんやりする所だと思います。幻想的な話が続くかと思えば現実に戻され、主人公の台詞や考えがリョサ自身の経験から生まれているのではないかと疑う個所も多いです。
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せっかくいい本なんですがら出版元の国書刊行会には装丁を何とかしてくれと言いたいですね。

最近はボルヘスやアレナスなどが日本で人気あるようですが、僕はリョサやガルシア・マルケス(ブティックではありません)の作品をもっと読みたいなーと思っています。

今日は会社の近くで新入社員をたくさん見かけました。青山周辺では歓迎会も多かったようです。
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by yesquire | 2006-04-03 21:30 | book