赤坂在住の夫婦と娘と赤ちゃんによる日記と地元情報。 食事、映画、読書にアート、何でもありのブログです。 第二子誕生しました!


by yesquire
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カテゴリ:movie / tv( 177 )

「このバンド私も好きよ」で始まる恋は悪い結末を、しかもそれがThe Smithだなんて最悪と思わずにいられなかったスタリッシュな恋愛映画が(500)Days of Summer((500日)のサマー)。 シャープな音楽のセンス、恋人たちの目線で描かれたL.A.の街、予算以上の仕事をした俳優と今風な脚本が輝いたラブストーリーは、惚れてしまった主人公の出会いから別れまでが行ったり来たりする構成。
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Zooey Deschanel(ズーイー・デシャネル)は今まで出演していた映画の中でも一番輝いて魅力的で不思議なヒロインを、Joseph Gordon-Levitt(ジョセフ・ゴードン=レビット)はナイーブな男が絶頂から落とされて再起するまでを分かりやすく演じていました。 別れに至る過程の危険なサインや、再会した時の会話と微妙な雰囲気などの場面は、様々なアニメーションを使用したのと同様本作を今までにないフレッシュだけどアグレッシブな恋愛作品に仕上げています。

You Make My Dreamsを使ったミュージカルのシーンと結婚した元彼女と会う場面が妙に記憶に残っている爽やかな秀作でした。
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by yesquire | 2010-01-31 22:14 | movie / tv

FRINGE Season one / フリンジ

スタイリッシュでより現実的なXファイルがTVシリーズのFringe(フリンジ)。 超常現象を捜査する特別捜査官という立場は同じですが、主人公のオリビアに超能力はなく、怪奇な事件を解決するために収監中の天才科学者とその息子と組むとゆう設定。
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いきなりオリビアの恋人である同僚の捜査官が死亡(後から亡霊のように出現)、彼がある組織に属していたこと、ボストンを中心としたアメリカで起こる普通じゃない事件に大きなケミカル・コングロマリットが関与していることに加え、天才博士による危険な事件解決に科学的なアプローチをとりいれるなど、J.J. Abrams(J.J.エイブラムス)も本作では無謀にならない現実味をストーリーに加えています。

夫婦そろって専門用語にはついて行けずちょっと苦労しながら観ていましたが、謎の多いストーリーにツイストもアクションも笑いもありの新時代のXファイルに興奮気味で観ておりました。 もちろんシーズン2も観ることになると思います。
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by yesquire | 2010-01-27 21:33 | movie / tv

Lost Season 5

いよいよ最終章近くなり物語が複雑かつドラマティックになったきた5年目のLost Season5は無人島アドベンチャーから過去と未来に行ったりきたりのタイムマシーン物に変化し、懐かしい登場人物が普通に登場したりでかえって新鮮味を増してます。
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ただし嫁さんも複雑すぎて「難しい」と言う通り、誰がどの時代にいて何してるのか展開も早く掴めきれません。 TVガイドやネットを見ながら毎週見ている米視聴者はともかく、恒例となった年末の夜更かしDVD一騎観をする我々にはちょっと難儀だった気がします。

他のお仕事に忙しいジャックの存在感は薄く、ジョン・ロークやベン、リチャードといった怪しげな人物が深堀され、更にジェイコブや黒いモンスターの正体が明らかになるなど解明されなかった謎が白日に晒される展開は個人的にはシリーズの醍醐味が復活したようで楽しめました。
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by yesquire | 2010-01-25 21:55 | movie / tv
NYのプレスクール狂想曲。 Nursery University(ナーサリー・ユニバーシティー)は日本と違いテロ以降出生率が増加した眠らない都市の実情を、金持ちだけでなく人種、地域や年収の違う幼児を持つ家族にスポットを当てて明らかにするドキュメンタリーです。
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プレスクール(Preparing for School)はアイビーリーグに子供を入れるためのステップで、子供の数が増えた結果マンハッタンでは合格率が厳しくなり、教師を含めてマスコミも両親もCrazyと分かってはいるが愛する子供のために何でもする状態。 ウォール街では子供を有名スクールに入れるために不正取引に染まる父親が出てくる始末。

懸命な夫婦の生の会話、選ぶ側の教師達の声やアメリカでは当たり前なのかプレスクールに入学させるためのコンサルタントのインタビューまであるノンフィクションは、幼児を持つ親には緊迫感と切迫感がモロに伝わってきます。 肝心の子供達は言葉もままならない年齢なので脇に置かれていますが、申込日に会社から電話しまくる親や説明会で熱心に話を聞く姿は身につまされる想いです。 国境は関係ないんだなととにかく身近に感じた作品でした。

合格の秘訣を聞かれた先生が"Be yourself"と言っていたのには納得。
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by yesquire | 2010-01-15 22:16 | movie / tv
現在ハリウッドで最も成功しているコメディ映画プロデューサーJudd Apatow(ジャド・アパトー)の最新作は脚本も映像も完成度を増し、私生活もハッピーと想像できる監督が撮りたかったであろう作品となったFunny People(ファニー・ピープル)
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スタンダップコメディの場面でギャグを惜しげもなく披露する一方病気になった有名コメディアンの葛藤を描き、ザ・コメディ的なお笑いと一線を画す映画は、Adam Sandler(アダム・サンドラー)演じるスターコメディアンが不治の病と診断される事からスタート。 売れない脚本家役のSeth Rogen(セス・ローガン)は偶然彼と出会って付き人兼脚本書きとなり、自らのセンスを磨きながらセレブの世界に迷いこみます。

弟子と師匠の関係、Jonah Hill(ジョナ・ヒル)やJason Schwartzman(ジェイソン・シュワルツマン)といったお馴染みの役者演じる若手コメディアンの日常と人気芸人の過去の女性などが絡んで真面目なコメディ映画は進展。 Leslie Mann(レスリー・マン)演じる軽快な昔の女に会う場面まではいいのですが、その後は話が長すぎファニーじゃなくなります。 登場人物は増え、病気は治るしで量の多すぎるフルコースを食べた後に山盛りのデザートな終盤。

本人のままのアダム・サンドラーと存在感薄いがやってしまった感が上手いピュアなセス・ローガンの2人は見ごたえがあり、比較的下ネタ抑制した映画の評価は☆☆☆★★。 
 
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by yesquire | 2010-01-04 21:18 | movie / tv

Bruno / ブルーノ

カザフがオーストリアへ、ニュースキャスターがファッション関係へ変わり、より過激になったSacha Baron Cohen(サーシャ・バロン・コーエン)製作のワイルドなコメディがBruno(ブルーノ)
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カルチャル・アナーキーな主人公はまたまた食事中には絶対見れないシーンを連発、割とナイーブな標的に最大のインパクトを与える「どっきり」は前作と変わりません。 今回はゲイのネタで行き過ぎた笑いが多く続編は面白くないという定説を証明するばかりか、限界も示しているよな気がしました。 

そりゃ空港のバゲージクレイムで段ボールから黒人の赤ちゃんが出てきて、TVのショーでオーストリア人がなまった英語でその子をOJと名づけたと聞けばたまげます。 しかしジョークで笑わせるというより知らないショックを観客に与えて満足して終っている映画とも言えるし、出来れば次は他のコンセプトでその才能を活かして欲しい異端児の作品でした。
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by yesquire | 2010-01-01 23:33 | movie / tv
伝統的な80年代の作り方をリピートするNora Ephron(ノラ・エフロン)による伝説的な料理人Julia Childと彼女の料理全てをブログで再現する現代の女性Julie Powellの映画がJulie & Julia(ジュリー&ジュリア)。 ロブスターをボイルするシーンで"Pycho Killer"を使い、ダンアクロイドの物真似パロディを流すなど懐かさを感じさせる作品でしたが脚本、撮影と演技が見事にミックスした名作となりました。
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批評でも指摘されているように時代の違う両女性の結婚生活がお互い理解のある夫を持つことで充実しています。 が本作の主題は結婚ではなく「料理」であり「料理をする喜び」です。 フランスの閉鎖的な社会でフランス料理を取得してゆく半世紀前の外交官婦人と、ブラックベリーを持つ友人に囲まれ目的を失っていた現代の若い女性が共に料理に目覚めて成功するストーリー。 諦めかけていたフランス料理の英語版集大成“Mastering the Art of French Cooking”がクノップ社で出版が決定したシーンとブログがNew York TimesのFood欄に取り上げられ留守電にメッセージが集中する場面でクライマックスを迎えます。 

筋肉の動かし方や話し方などいつも通り本人以上の印象を残すJulia役のMeryl Streep(メリル・ストリープ)も偉大ですが、新境地に挑戦す続けるAmy Adams(エイミー・アダムズ)も素晴らしい演技を見せます。 しかし、メリル本人がJulia Childを演じていたのではなくJulieを通した彼女を体現したとインタビューで話していたのには驚きました。

大げさにならず、余計なシーンも少ないコンパクトな本作はクライマックスも控えめですが、どちらかと言えばJulieに似ていると思わせる監督の料理に対する静かな情熱も感じる優秀な作品。 "Boeuf Bourguignon"が食べたくなりました。
 
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by yesquire | 2009-12-30 23:36 | movie / tv
落ち着いたペースと淡色の映像、暗い雰囲気が特徴的な悩める若者のロマンスがTwo Lovers( トゥー・ラバーズ)。 ハートブレイクしたばかりで情緒不安定な主人公Joaquin Phoenix(ホアキン・フェニックス)と同じフラットに住むミステリアスな女性Gwyneth Paltrow(グウィネス・パルトロウ)の関係に親父のビジネスパートナーの娘が絡む二股恋愛モノですが、構成と編集が上手い分抑揚がない展開なので途中で飽きてしまいました。
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相変わらず繊細で依存症なブロンド役をまとめるギィネスに対し過剰な動きで落ちつかないホアキン、怪しげな雰囲気の母親役にはIsabella Rossellini(イザベラ・ロッセリーニ)と名優の演技は落ち着いて観ることができます。 ストーリーもデンディングも簡潔なだけに観客を惹きこむ他の何かが必要だった気がする映画でした。

エンゲージリングの流用はいかんよと言いたくなった本作の評価は☆☆★★★。
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by yesquire | 2009-12-24 12:41 | movie / tv
マイケル・マン(Micael Mann)の作品とは思えない単調で普通のギャング映画となってしまったのがPublic Enemies(パブリック・エネミーズ)。 「マイアミ・ヴァイス」や「コラテラル」の緊張感やノワールで印象的な映像は無く、街角で見過ごされるクリスマスツリー程度の作品。 ただしそのツリーにはJohny Depp(ジョニー・デップ)とChristian Bale(クリスチャン・ベール)という高価なオーナメントが飾られており人の目は惹きます。
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大恐慌時代の銀行強盗とその愛人、FBIの精鋭達にフォーカスした映画やドキュメンタリーはそれこそクリスマス映画並みに多数制作されているので新鮮味はないし、Billy Crudup(ビリー・クルダップ)を含めた主演男優達は似たような映画にクレジットされているので鮮度は更に落ちます。 銃撃シーンをハンディで撮影したのは緊迫感がありましたが今では常套手段。 2時間近くバットマンとジャック・スパロウがチラついて集中できないまま終わってしまいました。

「Last of the Mohicans」の方が主人公の描き方は鮮烈だったし、Bank Robber物でも「ヒート」の方が数段良かった本作の評価は☆★★★★。
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by yesquire | 2009-12-23 14:10 | movie / tv
Charlie Kaufman(チャーリー・カウフマン)原作・監督の暗い映画がSynecdoche New York(脳内ニューヨーク)。 確かに日本語の題名は映画の内容を表現してますが、明るいイメージとポップなHPは鬼才の難解な作品とは正反対です。
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今回はPhilip Seymour Hoffman(フィリップ・シーモア・ホフマン)がいつものカウフマン作品らしく悩み続ける不幸な主人公。 脚本家の彼の家庭は突然妻Catherine Keener(キャサリン・キーナー)が絵画を極めるためベルリンに行くことで崩壊し、周囲にいる女性とのロマンスも次々と終わります。 原因不明の病と年齢の問題を抱えた主人公は原寸大のニューヨークをセットに莫大なキャストを雇って自分の人生を演じさせるマスターピースを作ることに。 

愛人の家はいつも燃えていたりして、いずれはカルトムービーになる可能性もある本作も最初の45分くらいからついて行けなくなったので大好きな女優達の演技に注目することにしました。 周囲を固めるのは相変わらず怪しい魅力を持つSamantha Morton(サマンサ・モートン)、若い女優役がキラッと光ったMichelle Williams(ミシェル・ウィリアムズ)、色んな役をこなせるHope Davis(ホープ・デイビス)に相変わらず存在感のあるEmily Watson(エミリー・ワトソン)など、これだけの女優達が集合した映画は他にありません。 

カウフマンが監督もしたことで余計分かり難くなった野心的な映画は典型的な失敗作とも、後々まで一部のメディアで語られるコアな作品とも言えます。 個人的に満足できなかったので評価は☆★★★★。
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by yesquire | 2009-12-02 22:23 | movie / tv