赤坂在住の夫婦と娘と赤ちゃんによる日記と地元情報。 食事、映画、読書にアート、何でもありのブログです。 第二子誕生しました!


by yesquire
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カテゴリ:movie / tv( 177 )

著名俳優を使わなかったコーエン兄弟の回想録的ダークコメディーがA Serious Man(シリアスマン)
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時代は1967年、場所は兄弟の地元ミネソタで主人公の大学教授に次々と不幸や問題が襲いかかり、ファミリーマンの教授は3人のラビに相談しその答えを得るという結末。 まず嫁さんが親友の元に走り、その彼氏が事故死。 引きこもりの弟が警察にしょっ引かれ、ユダヤ教の成人式間近の息子は何してるか不明、大学でもキャリアに問題発生し、買ったことのないレコードの請求やご近所との境界線争いなどこれでもかと問題が山積みし絡まる様子はコーエンズ得意の作風です。 

冒頭にポーランドでの昔話をイデッシュ?で長々とやるようにジューイッシュ色の濃い映画なので、アメリカの評論家には受けて東洋の映画ファンには難しい部分が多く、細部を気にかえた映像にものめり込めない時間が多かったです。
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by yesquire | 2010-04-20 22:26 | movie / tv

Brothers / マイ・ブラザー

テーマが戦争なのか結婚なのか兄弟愛なのかはっきりしないアメリカのファミリーを描いたら一流のJim Sheridan(ジム・シェリダン)監督最新作がBrothers(マイ・ブラザー)
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海兵隊でアフガニスタンへ赴くTobey MaGuire(トビー・マクガイア)と刑務所から出所したJake Gyllenhaal(ジェイク・ギレンホール)の兄弟はそれぞれの役者がいい演技をしているのに兄弟の関係が希薄、過小評価されたNatalie Portman(ナタリー・ポートマン)も兵士を夫に持つ母として強い存在感を出しているのに陳腐な脚本のせいもあり夫婦関係がぼんやりしたまま。 過去の出来事を映像化しなかった事が理由と思われますが、唯一監督が得意としている子供達のシーンは輝いていました。 

戦闘中死亡と伝えられ沈む家庭に出来の悪い弟が静かに明るさを取り戻し、美人の兄嫁といい関係になったところで戦地で究極の体験をした兄が帰還。 人が変わってしまった兄と同じくまともになった弟、父親のSam Shepard(サム・シェパード)との確執など家族関係を中心にストーリーは進みますが、あっけない最後と同じトーンの映像で盛り上る場面もなく終わってしまった作品の評価は☆☆★★★。
 
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by yesquire | 2010-04-18 22:17 | movie / tv
3Dの時代にストップモーションでロアルド・ダールの原作をWes Anderson(ウェス・アンダーソン)がほぼ自己満足で映画化したのがFantastic Mr. Fox(ファンタスティック・ミスター・フォックス)
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家畜狙いの泥棒だったキツネが妻の妊娠で改心し普通の生活をするも、新居へ引越すと同時に人間が経営する農場へ盗みに入り大ごとになる物語。 ヒロイックなパパ狐はピッタリなGeorge Clooney(ジョージ・クルーニー)、囁くように話すママ狐にMeryl Streep(メリル・ストリープ)という豪華声優が画面にその苦労がにじみ出る繊細かつ特徴のある実写アニメの舞台を盛り上げます。

「パパ、狐さん見たい」と言う娘にはちょっと過激なシーンや台詞もあり子供向けの映画とは言えませんが、日本ではこの手の映画が末永く語られる傾向にあるので劇場でもDVDでも適度に話題になるでしょう。 Noah Baumbach(ノア・バウムバック)と監督が書いた脚本よりも撮影監督やアニメーション作製スタッフと軽快な音楽の貢献度が高い映画の評価は☆☆☆★★。 Wes Andersonとしては異質だけど、元々異端児なのでそれも納得な作品でした。
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by yesquire | 2010-04-07 21:58 | movie / tv
若きオビ・ワンだったEwan McGregor(ユワン・マクレガー)扮するジャーナリストが「ジェダイ戦士って何?」と言った瞬間に白けてしまった超能力者を集めた軍隊の話がThe Men Who Stare At Goats(ヤギと男と男と壁と)
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たまに力の抜けた役も演じるGeorge Clooney(ジョージ・クルーニー)が陸軍の秘密組織に属するサイキックの軍人。 エリートからスピリチャル系に目覚めたヒッピーの上司はどこかで見た感じのJeff Bridges(ジェフ・ブリッジス)で、念力で敵を殺すことを念頭にMIAを探したり不思議な能力を戦場に持ち込もうと部隊を編成しますが当然失敗します。 やること無くなって従軍記者になった主人公が偶然イラクで怪しげな超能力者に出会い、砂漠を二人で彷徨いながら幻のアーミーの話を聞き出す物語はLSD使って解決するラストも頂けません。

意地悪で能力の代わりに政治力を使うKevin Spacey(ケビン・スペーシー)のキレた演技が光った他は平均的な有名俳優の演技の他、ノンフィクションの原作を上手く映像化できなかった平凡な監督の技量が目立った作品の評価は☆☆★★★。 コーエン兄弟っぽいイメージとマーケティングが薄っぺらい印象が残りました。
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by yesquire | 2010-04-05 22:17 | movie / tv
高級スーツ、高級ラゲッジ、ダブルショットラテにブラックベリー持ったアメリカの空港のエグゼクティブラウンジにいそうな男を演じたらGeorge Clooney(ジョージ・クルーニー)の右に出る者はいないことが嫌というほど分かる映画がUp in the Air(マイレージ、マイライフ)
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景気後退と失業者、期待は裏切られるという現代アメリカを象徴している面もあり、これまたやり手のビジネスウーマンが似合うVera Farmiga(ベラ・ファーミガ)との大人の洒落たロマンスでもあり、アメリカを飛び回るビジネスマンの孤独な姿を描いた映画でもある本作は脚本も充実した名作でした。 ただし終盤のレイオフ後の社員達のインタビューが無ければ賞にも手が届いたでしょうか。 Jason Reitmn(ジェイソン・ライトマン)監督の若さが出たシーンでもあったかと思います。

キャリーバッグにテキパキと荷物をまとめ、短いけど完璧なレファレンスレターを送り、空港の税関も早い列を見つけて並ぶなどビジネスでも使えそうな場面も多く、Anna Kendrick(アナ・ケンドリック)演じるいそうなMBA新人君には笑えましたが、ラウンジでの女性との洗練されたロマンチックな会話もあって一般的なカテゴリーに収まらないけど上手くまとまった作品の評価は(こうゆうアメリカの映画大好きなので)☆☆☆☆☆。 くだらない日本語の題名はインパクトも知性もなく作品の質を落とすだけでした。
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by yesquire | 2010-03-30 22:10 | movie / tv
プロットだけでなくほぼすべての場面で先が読めるDrew Barrymore(ドリュー・バリモア)監督デビュー作の青春映画がWhip It(ローラーガールズ・ダイアリー)
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Ellen Page(エレン・ペイジ)演じるテキサスの少女がローラーダービーの世界にのめりこみ、美女コンテストを強要する母親やダイナーでバイトする親友などを巻き込むスポーツ物は、大人になりきれないピュアだけど意志の強いちょっと変った女性を演じたらダントツの主演女優とテキサス訛が板に付いたけなげな母親を演じるMarcia Gay Harden(マルシア・ゲイ・ハーデン)で持っているようなものでした。 

映画ではローラースケートのアクションシーンや女性の友情、恋人と裏切りなどスポーツ・ロマンス・コメディの既定路線ほぼ踏襲されておりサプライズは全くありません。 セットや衣装などは現代風な懲り方をしてますが、今更他の映画で良く見られるので新鮮味もなし。 どちらかというと一世代前のエレン・ペイジだったJuliette Lewis(ジュリエット・ルイス)がライバル役を渋く演じていることが印象的でした。

マーケティング方法も完全に先が読めてしまう変な日本語の題名も同情してしまう映画の評価は☆★★★★。
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by yesquire | 2010-03-21 22:20 | movie / tv

Zombieland / ゾンビランド

高かった期待に応えてくれたクレージーなコメディがZombieland(ゾンビランド)。 ゾンビの国アメリカで生き残ったJesse Eisenberg(ジェシー・アイゼンバーグ)演じるオタクが道すがら3人の人間と会って恐怖の国でサバイブする物語は、リアルなメイクのゾンビを片っぱしからなぎ倒す爽快感とその方法が愉快な娯楽作品。
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警戒感が強いことで生き延びた主人公と最初に会うのはゾンビ退治に燃えるWoody Harrelson(ウディ・ハレルソン)。 軽快にゾンビをやっつけるタフガイですがどこか頼りなく、美人姉妹に騙され車ごと奪われる始末。 ゾンビフリーと噂されるカルフォルニアの遊園地目指す姉妹はサギ師で、巧妙に男を手玉にとりますが、協力して最終目的地へドライブすることに。 せっかく来たのだからとゴーストタウンと化したビバリーヒルズの豪邸に避難する4人が選んだのはBill Murleyの家。 ゾンビ同士は襲わないのでゾンビのメイキャップをして隠れていた映画俳優が登場、センチメンタルなシーンもあり束の間の休息となりますが、結局逃げ出した姉妹を追って行った遊園地でド派手なゾンビ退治となります。
 
Cardio、Double Tap、Beware of Bathroom、Seatbeltsなどが身を守る条件だそうす。 えげつない殺戮シーンや痛い戦闘シーンもあるスケアリー・コメディの評価は☆☆☆☆★。 単純に楽しめてあっという間に時間が過ぎてしまいました。
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by yesquire | 2010-03-07 00:30 | movie / tv
Jeremy Renner(ジェレミー・レナー)演じるワイルドな爆弾処理班の兵士が煙草をくわえたジャズプレイヤーにも見えた戦争物がThe Hurt Locker(ハート・ロッカー)。 ハリウッド初のまともなイラク戦争を題材にしたフィクション・ドキュメンタリーは女性監督が作ったとは思えない五感を緊張させるアクションシーン満載で、ショックとサスペンス、爆発とリアルな戦闘シーンが続き、戦争映画ですがその是非を大げさに問うわけでもなく瞬間を生きる兵士に近づいた映像と脚本で観客を戦地に縛りつけます。
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フォーカスされるのはたった3人の処理班メンバー。 Anthony Mackie(アンソニー・マッキー)が演じる規律とプロシージャーを守る注意深い軍曹と戦地で戸惑う神経質な部下のチームに、主人公の型破りな爆弾処理のプロが加わってスピードと緊張感を増加させます。 処理の専門家というよりアーチストの域で危険を顧みず無謀な作業をこなすカーボーイは軋轢を生みますが、荒れ果てた戦地で次から次へと設置されるトラップを解除する軍にとっては頼もしい存在ともなります。 周囲の兵士が一歩も進めずイラク住民も遠くから見守る静粛な空間で一人やっかいな物体と向き合い、絵でも描くかのように芸術的かつ感覚的に処理を進めるシーンは視力と聴力を総動員させられ集中せざるを得ません。 

監督のKathryn Bigelow(キャサリン・ビゴロー)は死が日常の戦地で失敗すればその死が確実な仕事を通してゲームやアートを超越したリアリティーを映像化、政治的な位置付けで議論するメディアの論評も空しくしか聞こえさせません。 昨年公開された中で一番スリリングなアクション映画の評価は☆☆☆☆★。
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by yesquire | 2010-02-20 22:38 | movie / tv

Glee / グリー

JourneyのグレーテストヒッツがAmazonのチャートに突然登場、ダウンロードの数も増えた原因がこのハイスクールミュージカル・コメディドラマGlee(グリー)
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"Don’t Stop Believin'"とグリークラブの接点は想像を超えた組合せでショックでしたが、妊娠して親元を追い出されたチアリーダーのカップルには"Lean On Me"、ボーカル論争になりライバルのクラブへ一時移籍した主人公は"Taking Chances"、見込みのない恋から自分を取り戻して"Don’t Break My Stride"などストーリーに合った歌の選択も小気味よく年代やジャンルも豊富でドラマなのにサントラが売れる理由が分かります。 

ハイスクールクラブ物の物語ですがJane Lynch(ジェーン・リンチ)が演じる毎回トレーニングウェアのチアリーディング部コーチが強烈な個性を残し、バーバラストライサンドばりの声とアピールを持つ負け犬女子高生にやたら歌の上手い高校の花形クォーターバックなど登場人物の色も鮮明で飽きがきません。 しかも余計な回り道をしないので歌と共に毎回楽しめる構成にくわえシンプルな脚本なのでどんな世代でも満足するTVドラマとなっています。

肩の力を抜いてゲイも車椅子もアジア系もいるオハイオのグリークラブの高校生達と一緒に名曲を口ずさんでしまう久しぶりに楽しいドラマでした。
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by yesquire | 2010-02-16 16:54 | movie / tv
ある意味期待通りのハンディで撮ったブレアウィッチの焼き直しがParanomal Activity(パラノーマル・アクティビティ)。 サンディエゴの呪われてるらしいデイトレーダーの家で怪奇現象を自ら撮影する過程で様相が悪くなり最後は破滅するストーリー。
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「止めて」と言われても深追いして撮影は止めないし、現象は映像に残りますが本体は映らないのも魔女の話と同じで面白くありません。 衝撃的なシーンが少ないのでその場面になると緊張感は高まりますが、低予算を気にしすぎたのかあまりにもチープな怪奇現象に思わず失笑。 主人公がテクノロジーに詳しいのであればYou Tubeに投稿するとか、もうちょいハンディの数を増やして確度を増すとか考えられるのに、ローテクなのもちょっと時代にミスマッチな作品でした。
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by yesquire | 2010-02-15 21:31 | movie / tv