赤坂在住の夫婦と娘と赤ちゃんによる日記と地元情報。 食事、映画、読書にアート、何でもありのブログです。 第二子誕生しました!


by yesquire
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カテゴリ:movie / tv( 177 )

日本の評論家がJim Jarmusch(ジム・ジャームッシュ)監督というだけで、大絶賛するであろう作品。 Bill Murray(ビル・マーレィ)主演で、小さな作品で、周りの共演も名前がある人達。 どこかで誰かがやっていた企画です。 

ジム・ジャームッシュは確かに昔の作品はすばらしかった。 映像と独特の「間」で勝負する名作を撮ってきましたが、最近は正直パッとしません。 ウディ・アレンはまだ脚本に光るものがあるので救われますが、最近の彼の作品は見るべきものが無い。 Jessica Lange(ジェシカ・ラング)ほどの女優が何でこのBroken Flowers ブロークンフラワーズに出ているのか不思議です。

ストーリーは、女性から「実は子供がいて...」という手紙が届いて、心当たりある女性に花を持って確認しに行くものです。 昔の女達が個性的なのは当たり前すぎて面白くありません。 一体誰の子供なのか?という疑問の答えも途中で分かってしまいます。

Crashやブロークバック・マウンテンなどを手がけたFocus Featuresというプロダクションが製作しているのですが、こういった「インディペンデント系」と言われる作品を手がけているとその内いくつかはハズレるものなのでしょうがないですね。

評価は☆★★★★。残念ですが、他にもいい映画たくさんあると思います。
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by yesquire | 2006-05-02 18:56 | movie / tv

capote カポーティ

久しぶりのUA(ユナイテッド・アーチスト社)が作ったcapoteは、トルーマン・カポーティの一生ではなく、名作ノンフィクションの「冷血」(In Cold Blood)が世に生まれるまでを描いたドラマです。 「冷血」の舞台であるカンザスの冷たい景色と、カポーティが住む社交界の舞台のような華やかな世界が上手くまとまり、非常に美しい作品になっています。 風景を写すアングルと色がすばらしく、1枚の写真を見ているようで深く印象に残りました。

Philip Seymour Hoffman(フィリップ・シーモア・ホフマン)は、その声を中心に異常な存在感を示し、オスカーも当然の演技をしています。 Catherine Keener(キャサリン・キーナー)はカポーティと我々の世界をつなぐ重要な役を存在感のある演技で示し、Chirsi Cooper(クリス・クーパー)は地元の刑事役にぴったりはまっていました。

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「冷血」は学生時代に読んだのですが、臨場感と詳細なドキュメントに鳥肌が立った思い出があります。殺人現場、犯人の人物像、関係者へのインタビューが上手に構成されているなと思いました。 映画を見ていると舞台裏を覗いているようで、特に犯人への取材と彼との会話はある意味ショックでもありました。

「冷血」は新訳も出版されたようなので一度目を通すのもいいかも知れません。 これまた伝説のジャーナリスト、George Plimpton(ジョージ・プリンプトン)の力作「トルーマン・カポーティ」も読んでみると面白いです。 

映画の脚本はShooting Fishなどに主演していた男優のDan Futterman(ダン・フッタターマン)でした。 フィリップ・シーモア・ホフマンの次回作はMI3(ミッションインポッシブル3)、クリス・クーパーはロシアのスパイになるFBIエージェントの役を'Breach'という新作で演じるようです。
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by yesquire | 2006-04-22 09:06 | movie / tv
いい終わり方をする映画です。流れるジャズも途中の場面に合わせて曲を選んでいるし、大きな敵に立ち向かう正義感を描いた映画にしては過大な盛り上がりもなく、ビジネスライクなところもあり、まとまった映画だと思います。脚本もEd Murrow(エド・マーロー)が実際に使った言葉を忠実に復活させており、しかも彼の周囲の人間にも緻密な取材をしたり、当時の雰囲気を聴取したりしています。使用されているマッカーシー議員の議会証言ビデオが生々しく、まさに50年代のアメリカにタイムスリップしたような作品です。

Ed役のDavid Strathairn(デビッド・ストラザーン)はEgiht Men Outの時から注目していた俳優です。ケビン・ベーコンやトム・クルーズと共演していましたが、彼の真骨頂は抑えた演技だと思います。感情を体で表現するのでなく、微妙な表情で観客に諭してしまう、そんな演じ方の出来る数少ない俳優だと思います。

唯一女性スタッフで取り上げられたShirley Wershbaという伝説の人はエド・マーロー・ショーのCBSだけでなく、ABCのEvening Newsやアメリカの良識な番組の代表とも言える"MacNeil/Lehner Report"のプロデューサーとして活躍した方です。そんなレジェンドを演じたのが、これまた玄人好みのPatricia Clarkson(パトリシア・クラークソン)です。彼女はStation Agentという名作に出ていました。

映画はGeroge Clooney(ジョージ・クルーニー)とSteven Soderbergh(スティーブン・ソダーバーグ)のセクション8というプロダクションが製作しています。Oceans 13も作るみたいですが、新作は"The Good German"。第二次大戦末期を舞台にアメリカ人レポーターが遭遇するミステリーと出会いの話です。共演はCate Blanchett(ケイト・ブランシェット)。

good night. and good luckは歴史的な快挙を描いた映画ですが、静かな名作です。ワインを飲みながら(あまり酔いすぎないように)2人で落ち着いて見る映画ではないでしょうか。

今日の表参道は雨のち曇り。初めて紀伊国屋でチーズを買って昼からワインで悪酔いしてしまいました。
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by yesquire | 2006-04-16 14:31 | movie / tv
君とボクの虹色の世界(Me and you and everyone we know)は日本ではアート系とか単観ロードショー系と呼ばれそうなほのぼのした映画です。 原作と監督、主演のMiranda July(ミランダ・ジュリ)がお年寄専門タクシードライバー兼アーチスト役。 その彼女が偶然モールで靴売り場にいる男やもめのリチャードと出会い、接近していくストーリーが中心です。

リチャードの息子2人、近所の女の子、美術館のキュレーター、タクシーで送迎する老人など周囲に様々な個性と趣味を持つキャラクターが登場し、物語が意外な形でつながっていきます。 シリアスでもセクシーでもないのですが印象に残るストーリーと映像でした。 編集も上手にまとまっていたと思います。 多分Miranda Julyという人は、普段の生活で経験した不思議で興味深い出来事や会話を貯金しておいて、それを一気に映画にしたんだろうと思います。

特に車の屋根に置き忘れた買ったばかりの金魚の行方と終末については、映画には全然関係ないのですがハッとさせられます。 2人が初めて並んで歩く時のTyson Avenueの会話もクールです。音楽も心地よく、雰囲気のある作品に仕上がっています。 オフビート、あるいはオリジナルコメディと評価されているようですが、アメリカでもこんな映画を作る人、観に行く人がいるんだと思うとそれも感動です。

リチャード役は失敗作のIdentityに出ていたJohn Hawkes(ジョン・ホークス)でした。     Miranda Julyは多彩なアーチストで、短編フィルムがMoMAなど美術館でも取り上げられています。 もちろんHPも美しく仕上がっています。

今日は嫁さんが作った野菜たっぷりのご飯で満腹、フィットネスは明日にします....。
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by yesquire | 2006-04-12 21:45 | movie / tv
A History of Violenceはよくも悪くもDavid Cronenberg(クローネンバーグ)の映画でした。今流行ってますが原作は漫画なのでストーリーは単純、「間」が長く緊張感が続きません。その「間」がクローネンバーグの映画だと言ってしまえばそうですが、最初の導入部分は最高なのでその後は展開を早くして欲しかったです。人も簡単に死んでしまうのでアクションに見所は無いようでした。

男優は一流です。William Hurt(ウィリアム・ハート)がマフィア役ってのは確かに良かったし、Viggo Mortensen(ビーゴ・モーテンセン)も過去のある男の感情を上手く表現していたと思います。彼の家族を演じた俳優達も良かったです。主役の経営するダイナーや彼の家などのセットも違和感なく入れました。

クローネンバーグの作品は頭が変になるとか精神的に追い込まれる設定が多いのですが、今回は誰の頭も爆発しません。Viggo Mortensenがクローネンバーグの映画の作り方を「叫び声も、終盤の混乱もない」と評しているように作品も淡々と進みます。導入部分は舞台のインディアナと関係ないモーテルで起きる事件で始まるのですが、2人の強盗が共有する時間と雰囲気と会話が最高にクールです。車をほんのちょっと移動させるんですが、カメラが一緒に動くだけでかなり緊張しました。そうそう、彼の描くセックスシーンにはいつもドキドキさせられます。

嫁さんは映画の終わり方にも「?」でしたが僕はこれでいいのかなと思いました。

クローネンバーグの新作は珍しくハリウッドを題材にした"Maps to the Stars"と、死亡したロシア人少女の謎を調べる看護婦に危険が及ぶというスリラーの"Eastern Promises"だそうです。

William Hurtはコッポラ製作、Robert DeNiro(ロバート・デニーロ)が監督する"Good Shepherd"にMatt Damon(マット・デイモン)、Angelina Jolie(アンジェリーナ・ジョリー)と共演しています。

今日は知合いのご夫婦達とランチをした後に千鳥ヶ淵の桜を見てきました。風で花びらが雪のように舞っていました。
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by yesquire | 2006-04-02 20:18 | movie / tv
Jim Carry(ジム・キャリー)が神に力を授かるアンカーマンだった"Bruce Almighty"でライバル役をやって超笑わせてくれたSteve Carell(スティーブ・キャレル)が原作と主演のコメディーです。40歳まで童貞だったショッピングモールの店員が喪失?するまでのドタバタ劇ですが、はっきり言って「長い」印象がありました。

"Bruce"で神になったJimに操作されて大変な事になるシーンはその年最高に笑える場面で今思い出してもニヤニヤしてしまいますが、オスカーでもプレゼンテーターとして競演したWill Farrell(ウィル・ファレル)の"Legend of Ron Burgandy"では同じくアンカーマン役でもイマイチ面白く無かった印象があります。期待し過ぎたのでしょうか、今回も「爆笑」というよりは「えげつない」、「下品」なジョーク満載でSNL出身者による単品映画という懐かしさが漂います。

Catherine Keener(キャサリン・キーナー)が相手の女性役なんですが"Capote"でオスカーを逃したのはこの映画に出ていたからでしょうか?映画では2人の関係より店員の同僚達との会話が笑えます。かなり男性向なのでデートなどでなく週末男同士で観に行くとか、ホームパーティーでさりげなく流す映画でしょうか。こうゆうおバカな映画もたまには良いですね。

SteveはWoody Allen(ウディ・アレン)の映画にも出てしまいましたが、次回はGreg Kinner(グレッグ・キーナー)、Toni Collette(トニ・コレット)と"Little Miss Sunshine"という新作で共演するようです。CathereineはJennifer Aniston(ジェニファー・アニストン)らと出演した"Friends with Money"という話題作がもうすぐ公開です。

そういえば"The 40-Year-Old Virgin"で主人公がバーで出会う「イっちゃってる女の子」役
にLeslie Mann(レスリー・マン)というベテランのコメディエンヌが出ており、一部のメディアでは評価が高かったようです。

春の陽射しに表参道には大勢の人が繰り出しているようです。朝から二人でコーヒーショップにて読書してきました。
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by yesquire | 2006-03-25 15:39 | movie / tv

Crash

アメリカでは映画ファンや評論家の間で昨年話題になった作品で、アカデミー賞の作品賞を獲得しました。カルトっぽい取り上げ方をされていたのと、Sandra BullockやRyan Phillipeが出ているのに作品自体が話題になっていたこと、一部で「Mystic Riverのような強いインパクト」などと言われていたことが気になって昨年秋頃見た時には正直オスカーにノミネートされるなんて想像できませんした。

この映画Lions Gateって最近いい映画を作るプロダクションが作ったんですが、彼らもまさか作品賞をとるとは予想してなかったんでしょう。オスカー直前までアカデミー協会員相手の派手なマーケティングはしてませんでした。日本の映画会社もノミネートされるまであまり相手にしてなかったようですね。

人種問題や警察の腐敗、親子や夫婦の関係などをLAを舞台に描いていますが、Million Dollar Babyを作ったプロデューサーですから様々な心理を重く暗い映像と会話で作っています。他の作品でノミネートされたTerrence Howardがいい味を出していました。Matt Dillonはあの渋みのある顔が悪役の警官にピッタシ合っていました。大勢の登場人物の話がつながっていく映画は今まであまり納得しなかったんですが、Crashは作品としてまとまっており、そこが評価されたのかとも思います。見終わった後に曇った感覚が残るので(僕の奥様もそうらしいです)昼間のデートとよりはDVDでゆっくり見る方が◎かもしれません。
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by yesquire | 2006-03-19 21:21 | movie / tv