赤坂在住の夫婦と娘と赤ちゃんによる日記と地元情報。 食事、映画、読書にアート、何でもありのブログです。 第二子誕生しました!


by yesquire
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The Savages / ザ・サヴェッジズ

個人的に最も評価の高い俳優が共演、介護という身近な問題に直面する中年の兄妹のシリアスだけど少々ユーモアある物語がThe Savages(ザ・サヴェッジズ)。 久しぶりに聞いたTamara Jenkins(タマラ・ジェンキンズ)のプライベートな部分もわかる引き締まった作品はPhilip Seymour Hoffman(フィリップ・シーモア・ホフマン)とLaura Linney(ローラ・リニー)二人の最高の演技で更にその価値が高まっています。
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冷たい介護ホームの現実やぼけ始めた老親の態度で観る側のほとんどが親近感と喪失感を持つ映画は、アリゾナで引退生活を送っていた父親の奇行で幕を開け、兄妹が彼を介護施設へ引き取る間に家族の様々な側面が分かってくる構成。 演劇の教授で何冊か本を出している兄は何でもそつなくこなす一方、兄の成功を嫉妬する妹は仕事をしながら脚本家を目指す不安定な性格の女性。 

映画の中盤にはいくつかの印象的な場面が。 本当にボケてしまったのかと疑う演技をしたPhilip Bosco(フィリップ・ボスコ)演じる父親に「その時がきたら」の話をついにするシーン、脱臼した兄が両腕を釣るしてしょうがなく妹と会話するところ、父のお気に入りの映画を観賞の夕べで取り上げたところ人種差別的な内容で黒人スタッフからにらまれ、ナイジェリア人のケアマネージャーと妹の会話では死ぬ前夜に人は足の指が突っ張るなどなど。

妹の不倫相手が飼っていた犬が老衰になり、しばらくしてから父親が亡くなります。 二人の兄妹は共に自らの道を歩み始めますが、ローラ・リニーがマンハッタンをジョギングする最後のシーンは今年見た映画の中でも最も輝いていました。 Chris Ware(クリス・ウェア)によるポスターもお気に入りの名作の評価は☆☆☆☆★。
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by yesquire | 2008-11-11 22:47 | movie / tv