赤坂在住の夫婦と娘と赤ちゃんによる日記と地元情報。 食事、映画、読書にアート、何でもありのブログです。 第二子誕生しました!


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『オン・ザ・ロード』 ジャック・ケルアック

翻訳に青山南を指名した出版社と見事起用に応えた本人が素晴らしいのがケルアックの新訳『オン・ザ・ロード』でした。旧訳「路上」は初めて手にした時がまだ若く、ビート・ジェネレーションに違和感もあり非常に読み難かった記憶があります。
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「オン・ザ・ロード」はアメリカを文字通りぶっとばして東から西へ信じられない速さで移動する主人公達のスピード感と若さが生々しく描かれ、考えることなくあっという間に読める(読んだほうがいい)小説に仕上がっていました。 取り換えるのが面倒なので紙をつなぎ合わせてタイプしていたという伝説が残る一作なので作者と同じテンポを持つことも重要かと思います。

1950年代のアメリカ大陸を追い立てられるように西へTripする(Travelでなく)主人公と友人達の物語は同世代の若者に何度も読まれ、深く影響を与え研究もされてきました。 当時はセックスの描写に気を使っていたため多少ウブな内容もありますが、「いいねっ!」(”Yes!”とか”Yaas!”)の感嘆詞で占められる会話やメキシコも含めた各地の人々の描写に若い作者の生き生きとした感性が読みとれます。

昨年本国ではOn The Road The Original Schrollという「完全版」が出版されちょっとブームになっていたようです。
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by yesquire | 2008-01-21 00:02 | book