赤坂在住の夫婦と娘と赤ちゃんによる日記と地元情報。 食事、映画、読書にアート、何でもありのブログです。 第二子誕生しました!


by yesquire
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Whitney Biennial ホイットニー・ビエンナーレ

興味ある全ての美術館に行くことは不可能なので、僕はカタログやネットでアートを楽しんでいます。Whitney(ホイットニー美術館)ではBiennial(ビエンナーレ)でアメリカの現代アートを定期的に紹介しています。Day for Nightという昔のフランス映画からメタファーを借り、初めてサブタイトルを付けた今回のビエンナーレですが、Day fo Nightとは「フィルターを使って昼の間に人工的に夜の撮影をする映画の手法」だそうです。

キュレーターが「アメリカ」の定義が地政学的ではないと語っている通り世界のアーティストの作品を選び、「アメリカの現在の文化を写す」だけでなく「より大きな文化の一部としてのアメリカの国際的な繋がり」も反映しているそうです。

参加しているアーティストは本当に様々です。大御所では細いアルミニウムなどを使った繊細かつ大胆なオブジェを作るLiz Larner、"Homes for America"を森アートギャラリーも取り上げた写真家のDan Grahamなどです。珍しいアーティストでは”Scorpio Rising”という伝説的なカルト映画を作ったKenneth Anger、ロックされたガラスのドアの奥にだけ作品を展示するWrong Galleryなどが取り上げられています。そういえばNewsweek日本版で紹介されていたMarilyn Minterも参加しています。
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カタログは「星の王子様」の第2章のタイトル"Draw Me A Sheep"を拝借してBiennialに参加したアーティストに折りたたんだポスターを作製させたエッセイとなっています。99のポスターが四折でたたまれて製本されており、一つ一つ開いて見る事になります。紙質のせいもあるからでしょうか全体的に暗いイメージの作品が多く、メッセージ性のアートも復活したようでイラク侵攻を題材にした物もあります。僕の好きな「遊び」っぽいニヤリと笑わせる作品はほとんど見当たりません。またCGを使ったものが減り、ブームなのでシンプルなドローイングが多く見られます。シリアスかつ冷淡な印象もある映像のインスタレーションと親しみがあり難解さが無いドローイングの組合せが刺激的でした。
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こうしてアートの先端に少しでも触れると心が豊かになります。本当は会場で直に触れることが出来ればいいのですが..。嫁さんの美味しい料理を味わった後焼酎を飲んで就寝です。
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by yesquire | 2006-04-01 00:23 | art / fashion