The Road / ザ・ロード
2010年 08月 12日
親子の絆の映画第一弾は2000年台の名作が原作のThe Road(ザ・ロード)。 コーマック・マッカーシーが原作で描く近未来の世界をどう映像化するかが課題でしたが失敗に終わりました。 ピューリッツァーな小説では母親の存在感は薄く、短いページ数に名もない父と子のサバイバルに重点が置かれていましたが、Charlize Theron(シャーリーズ・セロン)のキャスティングを聞いた時点で期待感が萎んだ予想通りの駄作。 最後まで描く関係が夫婦なのか親子なのかはっきりしないおかげで、シェルターを見つけてありったけの食糧と風呂にありつくシーンも幸福感が伝わらず、Viggo Mortensen(ヴィーゴ・モルテンセン)熱演の父が息絶える場面も長すぎて涙腺もゆるみません。
そもそも小説が少ない文字数で表現する退廃的な世界は最新の技術を使った映像でも独自性がなければどこかで見た風景ばかり。 さらにはNo Country For Old Menという秀作があるだけにマッカーシー原作の映画製作にはちょっと早かった気がします。 原作ほど考えさせられず最後も中途半端だった作品の評価は☆★★★★。 賞レースから早い段階で脱落させた製作会社の意図も分かる一品でした。
そもそも小説が少ない文字数で表現する退廃的な世界は最新の技術を使った映像でも独自性がなければどこかで見た風景ばかり。 さらにはNo Country For Old Menという秀作があるだけにマッカーシー原作の映画製作にはちょっと早かった気がします。 原作ほど考えさせられず最後も中途半端だった作品の評価は☆★★★★。 賞レースから早い段階で脱落させた製作会社の意図も分かる一品でした。
by yesquire
| 2010-08-12 22:56
| movie / tv