The Reader / 愛を読むひと
2009年 05月 31日
素晴らしい女優の演技、ハンサムな映像、原作はベストセラー、雰囲気のある音楽と恥ずかしい日本語タイトルを持つのがThe Reader(愛を読むひと)。 特殊メイクを感じさせない主演女優賞、時代を行ったりきたりする構成と大げさなシーンの少ない悲劇はStephan Daldry(スティーブン・ダルドリー)監督の前作「The Hours」と似ていますが、意外に出番の少ないKate Winslet(ケイト・ウィンスレット)のパフォーマンスというよりはアートの域に達していた演技は際立っていました。
15歳の少年が関係を持った女性は彼に本を朗読させる謎の多い年上の女性で、立派な検察官となった現在も彼に濃い影響を残します。 法学生の時に主人公はナチの裁判で弾劾され文盲の事実を隠し終身刑になる彼女を傍観。 訪問も手紙も書かずに思いついたように朗読の録音テープを送る男と答えるように必死に読み書きを覚える女。 出所が決まった時に再会のチャンスが訪れ久し振りに言葉を交わす2人とあっけなく迎える最後の描写は成熟した映像で喉が渇きました。
嫁さんも興味深々で「最近あまり観ない感じの映画」とのこと。 独立したウェインステイン兄弟復活の予感を感じさせる名作の評価は☆☆☆☆★。
15歳の少年が関係を持った女性は彼に本を朗読させる謎の多い年上の女性で、立派な検察官となった現在も彼に濃い影響を残します。 法学生の時に主人公はナチの裁判で弾劾され文盲の事実を隠し終身刑になる彼女を傍観。 訪問も手紙も書かずに思いついたように朗読の録音テープを送る男と答えるように必死に読み書きを覚える女。 出所が決まった時に再会のチャンスが訪れ久し振りに言葉を交わす2人とあっけなく迎える最後の描写は成熟した映像で喉が渇きました。
嫁さんも興味深々で「最近あまり観ない感じの映画」とのこと。 独立したウェインステイン兄弟復活の予感を感じさせる名作の評価は☆☆☆☆★。
by yesquire
| 2009-05-31 22:40
| movie / tv