Becoming Jane / ジェイン・オースティン 秘められた恋
2009年 01月 15日
ジェーン・オースティン作品の映画化は食傷気味なので本人の人生にスポットを当てた映画がBecoming Jane「ジェイン・オースティン 秘められた恋」。 昔の英国を舞台にしたロマンスの王道である庶民的な生活のデティールや美しい田園風景と曇った空のショットが満載。 踊りのシーンなんかコピーかと思うほど、どこかで見た映画、即ちPride and Prejudiceと重なる部分が多かった作品でした。 ジェーンを演じるにはちょっと派手すぎた主演のAnne Hathaway(アン・ハザウェイ)は頑張ってはいるんですが、運命に翻弄される女性を上手く表現できなかった(ニセ大富豪との関係が終わった後に撮影していれば....)。 相手のJames MaAvoy(ジェームス・マカボイ)も観た映画は必ず成就しない恋の相手なので何となく初めから期待が高まりません。 ただし、ジェーンの小説の世界を表現した脚本は見事で、言葉とその雰囲気が十分伝わってきますし、周りを支える脇役の演技も合格点でした。
残念なのはプロモーションで謳ってないように、ノンフィクションである事。 実際ジェーンと弁護士見習レフロイは舞踏会で会っただけで、結婚や逃亡などのロマンスまで発展しなかったようです。 評価は☆☆★★★。
残念なのはプロモーションで謳ってないように、ノンフィクションである事。 実際ジェーンと弁護士見習レフロイは舞踏会で会っただけで、結婚や逃亡などのロマンスまで発展しなかったようです。 評価は☆☆★★★。
by yesquire
| 2009-01-15 22:47
| movie / tv